はじめてのコンタクトレンズ

コンタクトレンズの度数とは?数値の見方や調べ方

近視、遠視、乱視いずれの場合も、コンタクトレンズの度数を調整することで目の焦点を合わせることができます。しかし、自分の度数を正しく把握している人は意外と少ないようです。この記事では、コンタクトレンズの度数を確認する方法と、数値の見方について解説します。

作成日:2025/08/25 更新日:2026/06/22

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コンタクトレンズの度数を確認する方法と数値の見方を教える男性

この記事のポイント

  • コンタクトレンズの度数とは、レンズの屈折力(光を曲げる力)を数字であらわしたものです。
  • コンタクトレンズの度数は眼科のコンタクトレンズ指示書(処方せん)や製品の箱、パッケージでも確認できます。
  • 箱やパッケージの度数をみて購入しつづけるのではなく、眼科で定期検査を受けるようにしましょう。
コンタクトレンズの度数とは?

コンタクトレンズの度数とは?

コンタクトレンズの度数とは、レンズの屈折力(光を曲げる力)を数字であらわしたものです。

 

近視、乱視、遠視を総じて屈折異常といい、物を見たときにピントが合わず、ぼやけている状態を指します。一方、老視は加齢によって近方にピントを合わせづらくなる老化現象です。

 

屈折異常の種類によって老視を自覚する年齢に違いはありますが、誰にでも起こる現象です。これらの目の状態をコンタクトレンズや眼鏡で矯正することで、物がはっきり見えるようになります。

 

近視、遠視、老視は球面レンズで矯正し、数値によってその矯正の度合いを示します。一方、乱視の場合は円柱レンズで乱視を矯正し、円柱度数の数値によって乱視の矯正の度合いを示します。

 

さらに、乱視には度数が入る方向を示す「円柱軸」があるのも特徴です。

 

年齢などによって視力は変化していくため、これらの自分の目に合った度数を知るには眼科で測定してもらう必要があります。 

 

近視用コンタクトレンズの度数の見方

 

近視用コンタクトレンズの度数は、マイナスの数値であらわされます。近視の矯正には球面レンズ(凹レンズ)を使用し、数値が大きいほど矯正する力が強いことを意味します。

 

カルテや処方せん(眼科により形式の違いはあります)などの正式な表記では「S-2.00D」のように記載され、コンタクトレンズ製品のパッケージなどには「-2.00D」のように記載されています。

 

遠視用コンタクトレンズの度数の見方

 

遠視用コンタクトレンズの度数は、プラスの数値であらわされます。遠視の矯正には球面レンズ(凸レンズ)を使用し、数値が大きいほど矯正する力が強いことを意味します。

 

こちらも正式な表記では「S+2.00D」のように表記され、コンタクトレンズ製品のパッケージなどには「+2.00D」のように記載されます。

コンタクトレンズ製品のパッケージ

乱視用コンタクトレンズの度数の見方

 

乱視用コンタクトレンズの度数は、円柱度数と円柱軸であらわされます。乱視の矯正には円柱レンズを使用し、円柱度数の数値が大きいほど矯正する力が強いことを意味します。

 

円柱軸の軸度は乱視の角度をあらわす単位で、1~180度の範囲で示され、乱視矯正には正確な円柱度数と円柱軸が必須です。

 

正式な表記では「C-2.00D Ax180°」のように記載され、コンタクトレンズ製品のパッケージなどには「-2.00D Ax180°」のように記載されています。

 

関連リンク:コンタクトレンズの「CYL(シリンダー)」とは?乱視の矯正はCYLいくつから?確認方法についても解説!

乱視用の製品パッケージ

遠近両用コンタクトレンズの度数の見方

 

遠近両用コンタクトレンズの度数は、遠方の度数と近方を見る際に必要な加入度数が記載されます。

 

加入度数は、遠方の度数と近方の度数との差をあらわします。数値の大きさは老視が進むほど大きくなり、表記例は「ADD2.00D」のような記載が一般的です。

 

老視は加齢変化によって近方にピントを合わせる調節機能が減退した状態で、40代半ば頃から始まって60代頃まで度数が変化します。

遠近両用の製品パッケージ
度数を確認する方法

コンタクトレンズの度数を確認する方法

コンタクトレンズを購入する際は、レンズの度数に関する情報が必要になります。度数をあらわす数値は、以下の方法で確認できます。

 

眼科のコンタクトレンズ指示書(処方せん)を確認する

 

コンタクトレンズを装用する際、度数を決定するには眼科医による検査が必要です。

 

度数データは右(R)と左(L)に分けて記号や数値が記載されていますので、装用時は左右を間違えないように確認しましょう。

(イメージ図)コンタクトレンズ処方せん

製品の箱を確認する

 

処方せんが見当たらなくても、使用しているコンタクトレンズの外箱を見れば、簡単に度数を確認できます。

  • D(ジオプター):頂点屈折力のことで、レンズ度数をあらわす単位
  • CYL(シリンダー値):円柱度数
  • AXIS(アクシス):円柱軸

 

製品のパッケージ(ブリスター)を確認する

 

箱を捨ててしまった場合は、パッケージで度数を確認することができます。

 

コンタクトレンズ1枚ごとのパッケージにもレンズの度数が印字されています。外箱に記載されているものと同じ数値です。

 

小さくて見えづらいかもしれませんが、左右の度数を間違えないように確認してから使用しましょう。

 

球面度数・円柱度数・円柱軸・加入度数・ベースカーブや直径がそれぞれ記載されています。

製品パッケージ(ブリスター)
度数をあらわす数値の見方

度数をあらわす数値の見方

眼科医の処方指示書(処方せん)や、使用しているコンタクトレンズの箱やパッケージを確認すると、次のような記号と数値が記載されています。それぞれの見方について解説します。

 

度数(D/POWER/PWR/P/SPH)

 

コンタクトレンズの度数表記には、「D」「PWR」「P」「SPH」などがあります。特に「SPH」は球面度数を示し、近視や遠視の矯正に用いられます。

 

度数の前に「−」がついていれば近視用レンズ、「+」なら遠視用レンズです。数値が大きいほど近視・遠視を矯正する力が強くなります。

 

記載例として、球面度数がS-3.00Dの場合は「-3.00D」と表記されることが一般的です。

 

コンタクトレンズを使用する際、パッケージに印字された数値を確認することで、左右の間違いを予防できるでしょう。

 

度数の範囲は、弱度が-0.50D以上-3.00D未満、中等度が-3.00D以上-6.00D未満、強度は-6.00D以上となります。

 

ベースカーブ(BC)

 

BC(ベースカーブ)は、目に接するコンタクトレンズ後面のカーブの曲率半径(曲線の曲がり具合)を意味します。

 

「8.4」などの数値が小さいほど急なカーブで、「BC9.0」の記載なら、半径9.0mmの円の曲率と等しいです。

 

レンズの種類を変更する場合も、角膜(黒目)のカーブの度合いに合ったレンズを使用するために、自己判断せず眼科の検査が必要です。

 

直径(DIA)

 

DIA(ダイアメーター)は、コンタクトレンズのサイズ(直径)をあらわします。

 

ハードコンタクトレンズは角膜の大きさよりも小さめで、ソフトコンタクトレンズは角膜の大きさよりも大きめの14.0mmや14.2mmが一般的です。

 

カラーコンタクトレンズでは、色がついている部分の大きさを着色直径と呼び、レンズ本体より一回り小さく色がついています。

 

自分の目のサイズに合わないDIAのレンズを使用すると、つけ心地の悪さや外れやすさにつながりますので、医師と相談の上で選択しましょう。

 

加入度数(ADD)

 

遠くを見るための度数と、近くを見るための度数の差を示します。主に、老視用の遠近両用コンタクトレンズに記載されています。

 

単位は同じくDで、加入度数は「+(プラス)」で表記されます。老視が進行するにつれ、度数は強くなっていきます。

 

円柱度数(CYL)

 

乱視の度数であることを意味しています。数値が大きいほど、乱視を矯正する力が強くなります。乱視用のコンタクトレンズでない場合は記載されません。

 

円柱軸(AXIS)

 

乱視の角度をあらわす単位で、1~180度の数値で記載されています。乱視用のコンタクトレンズでない場合は記載されません。

眼鏡とコンタクトレンズの度数

眼鏡とコンタクトレンズの度数の違い

コンタクトレンズ使用中の方は、「眼鏡とコンタクトレンズの度数は同じでいいの?」と素朴な疑問を持っておられるかもしれません。

 

実はある一定以上の値になると、眼鏡とコンタクトレンズの度数に誤差が出てしまいます。

 

これは、目の外側で装用する眼鏡と、目に直接装用するコンタクトレンズで、レンズから目の表面までの距離が異なるため補正が必要になるからです。

 

こういった理由から、眼鏡の度数をコンタクトレンズの度数に変更するには、近視の場合には度数を弱める必要があったり、遠視の場合には度数を強める必要があります。

 

もし、自己判断で眼鏡と同じ度数のコンタクトレンズを購入すると、この誤差があるままご自身の目に合っていない度数で矯正することになります。

 

合わない度数のままで製品を毎日使用しつづけることで、目に対する負担や健康状態へのリスクも高まります。

 

ご自身に適したコンタクトレンズ度数で、安全に使用するためには、眼科で検査を受けて処方してもらうことが大切です。

(イメージ図)コンタクトレンズと眼鏡
度数に関するよくある質問

コンタクトレンズの度数に関するよくある質問

こちらでは、コンタクトレンズ使用の上でよく寄せられる疑問を、Q&A形式でまとめました。もし疑問点がある場合は、下記の解説もぜひ参考にしてください。

 

Q. コンタクトレンズの度数はどこを見ればわかりますか?

 

A.コンタクトレンズの度数は、眼科の処方指示書(処方せん)や製品の箱・ブリスターパッケージに記載されています。

 

一般的に「PWR」「D」「SPH」などと表記されている数値が度数を示しているため、これを確認することでご自身の度数を把握できます。

 

特に左右の目で度数が異なる場合は、使用前に間違えないように確認しましょう。

 

Q. 眼鏡とコンタクトレンズの度数は同じですか?

 

A. 度数の値が小さいうちは同じ場合もありますが、一定の値を超えると度数が異なります。目に装用するコンタクトレンズに対し、眼鏡は目とレンズの距離(頂点間距離)が異なるからです。

 

そのため、コンタクトレンズの度数を決める際は眼鏡の度数から換算して、近視は度数を弱く設定し、遠視は度数を強く設定します。

 

ご自身に適した度数を使用するためには、必ず眼科で検査を受けて処方を受けてください。

 

Q. 度数が合わないコンタクトレンズを使うとどうなりますか?

 

A. 度数が合わないコンタクトレンズを使用すると、本来の見え方が得られなかったり、過矯正(矯正しすぎること)による目の疲れ・頭痛・視力の低下などの症状が起こる場合があり、日常生活や業務にも支障を来たす可能性もあります。

 

目のトラブルや体調不良を防止して、安全に快適にコンタクトレンズを使用するためには、定期的に眼科を受診し、適切な度数を確認することが大切です。

まとめ

まとめ

いつも使っているコンタクトレンズの箱やパッケージに表示されている数字を見れば、自分の度数を確認することができます。

 

ただし、コンタクトレンズは、目の状態やライフスタイル、使用頻度などに合わせて、適切なタイプのものを使用する必要があるため、どのコンタクトレンズが自分に合っているかは自己判断せず、眼科医に相談しましょう。

 

また、目の矯正に必要な度数や適正な視力矯正方法は、年齢や生活環境で変化することもありますので、箱やパッケージの度数をみて購入しつづけるのではなく、眼科で定期検査を受けるようにしましょう。

<参考資料>

はじめてのコンタクトレンズは、アキュビュー®︎ で

デビューはアキュビュー® はじめてのコンタクトレンズ

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製品情報

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