目がかゆいときには、反射的にかいてしまうことがあるかもしれません。しかし、目をかいてしまうと、その刺激によってかゆみを起こしている物質であるヒスタミンがさらに出てきてしまい、かゆみが増してしまうので、かくことはできるだけ避けましょう。
目のかゆみの原因がアレルギー性結膜炎の場合は、アレルギーを起こす物質との接触を避けることが重要です。具体的には、ゴーグル型の眼鏡を使用して花粉などが目に入るのを防いだりすることで、症状を防いだりします。コンタクトレンズを装用している人は、使用を一時的に中止して、まずはアレルギー性結膜炎の治療を優先させましょう。また、ハウスダストやダニなどが原因の場合には、部屋をこまめに掃除したり、寝具などを清潔に保ちましょう。
目のかゆみが起きたときにはなるべく早く眼科を受診することをお勧めしますが、難しい場合には市販の目薬での対処を考慮されることでしょう。
1か月以上前に開けた目薬を再度使用することは、衛生上の面から避けましょう。目のかゆみや充血は、アレルギー以外が原因で起こる可能性がありますので、自身の判断で市販の目薬で対処した場合もなるべく早く眼科に診てもらうことをお勧めします。
大原則として目のかゆみが出たときは早めに眼科を受診し、正しい診断と治療を受けましょう。