【初心者向け】コンタクトレンズが入らない原因とつけ方のコツを解説
コンタクトレンズをつけるとき、なかなかうまくつけられずに苦労した経験はありませんか?コンタクトレンズがうまくつけられない場合、いくつかの原因が考えられます。この記事では、コンタクトレンズがうまく入らない原因と正しいつけ方について解説します。
作成日:2022/12/13 更新日:2025/10/30

コンタクトレンズがうまく入らない原因
コンタクトレンズがうまく入らない理由として、代表的なものをご紹介します。
目がきちんと開いていない
コンタクトレンズを入れる際、自分では目をしっかり開けているつもりでも、実際にはきちんと開いていない場合があります。目が半開きの状態だと、レンズがまぶたやまつげにあたってしまい、うまく入らないこともあります。レンズを目に入れる際には、指を使って上下まぶたを押さえ、目を大きく開くようにしてください。
目に入れるときにまばたきをしてしまう
コンタクトレンズを入れる際、目に異物を入れるという恐怖心からか、無意識のうちにまばたきをしてしまう場合があります。まばたきをしてしまうとレンズが入りにくくなるので、目を大きく開いた状態にして、レンズを入れるよう意識してみてください。
レンズと目の間に空気が入っている
コンタクトレンズと目の間に空気が入ると、レンズが浮いて外れてしまったり、異物感が残ったりする場合があります。ソフトコンタクトレンズを目に入れた後は目を閉じて、ゆっくりと何度かまばたきしたり、眼球を上下左右にゆっくり動かしたりすると、レンズが目になじむようになります。
指先が濡れすぎている
ソフトコンタクトレンズをつける際、レンズをのせる指が濡れすぎていると、レンズが指に張り付いて離れにくくなり、うまく目に入らないことがあります。指先の水分をよく切ってから、レンズをつけるようにしてください。
レンズの裏表を間違えている
コンタクトレンズには表と裏があり、特にソフトコンタクトレンズは素材がやわらかく裏返しになりやすい特徴があります。裏表を間違えると、レンズがずれて見え方が悪くなったり、外れたりしやすくなります。裏表は、レンズの縁の形で見分けられます。コンタクトレンズを指先の腹にのせて横から見たとき、レンズの縁がお椀型のカーブを描いていて、いれば表側(正常)、レンズの縁が反り返っていれば裏側(裏返し)です。レンズに「123」の印があるアキュビュー製品の場合は、レンズの外側から見て数字が正しく見えていれば表側、逆向きに見えていれば裏側です。
緊張や恐怖心で装用が難しくなっている
慣れるまでの間、人によっては怖くて緊張してしまい、装用に手間取るかもしれません。「目の裏側に入り込んでしまったらどうしよう」と不安になる人もいますが、目の表面を覆う結膜(白目)は、まぶたの内側と袋状につながっているので、レンズが目の裏側に入ることはありません。また、正しくつければ、痛みを感じたり目に傷をつけたりする可能性は低くなります。正しいつけ方を覚えて、快適に見える生活をおくりましょう。

コンタクトレンズの正しいつけ方
コンタクトレンズがうまく目に入らないとき、自己流で無理やり入れようとすると、レンズが破損することがあります。そのまま装用すると目が傷ついてしまうこともあるので、正しいつけ方ができているかどうか確認してみましょう。また、左右のレンズの入れ間違いにも注意しましょう。
ソフトコンタクトレンズの場合(事前準備と正しいつけ方)

ハードコンタクトレンズの場合(正しいつけ方)
ハードコンタクトレンズの入れ方も、ソフトコンタクトレンズと基本的には同じです。ハードコンタクトレンズは、水分を含まない硬い素材でできているので、レンズが裏返しの状態になることはまずありません。また、レンズが角膜よりも小さいので、ソフトコンタクトレンズのときのように目を大きく開けなくても入りやすいのが特徴です。しかし、レンズがずれやすいので、角膜にレンズをのせた後、目を強く閉じないように気をつけましょう。
コンタクトレンズに慣れるまでの期間は、人によって異なります。眼科医の指示に従って、少しずつ慣れていくようにしてください。最初は無理せず短い時間からスタートし、徐々に時間を延ばしていくといいでしょう。
コンタクトレンズ装用のコツ
まばたきを抑える方法
装用するとき、目に指やレンズを近づけると、緊張してまばたきをしてしまい、うまく装用できないことがあります。目にモノが近づくと、反射的にまばたきをしてしまうからです。
指やレンズではなく鏡を見るようにすると、まばたきを抑えられるかもしれません。また、装用するときはなるべく1点を集中して視点を固定しましょう。装用前にゆっくり深呼吸をすることで、緊張をほぐすことができます。
指からレンズが離れない時の対処法
レンズをのせる指が濡れすぎていると、レンズが指に張り付いて離れにくくなり、うまく目に入らないことがあります。無理に黒目に押さえつけても、入りにくさは変わらないどころか、目やレンズを傷つける原因になります。また、レンズの縁側を指の腹にのせて装用しようとすると、指から離れにくくなります。
装用するときは、レンズを指の腹に載せる前に指先の水分をよく切り、レンズの底を指の腹にのせてから、ゆっくりやさしくつけましょう。
まとめ
コンタクトレンズは目に直接入れるので、慣れないうちは怖く感じたり不安に思ったりする人も多いかもしれません。また、誤った装用は目のトラブルを引き起こす可能性もあります。だからこそ、コンタクトレンズの正しいつけ方を知っておく必要があります。眼科で正しいつけ外しを学ぶようにしましょう。







