2weekタイプのコンタクトレンズとは?1dayとの違いやケア方法・向いている方を紹介
みなさんはコンタクトレンズの使い方や保存方法をきちんと守れていますか?この記事では、2weekタイプ(2週間頻回交換)のソフトコンタクトレンズを正しく使うためのポイントやお手入れの仕方をご紹介します。
作成日:2025/08/26 更新日:2026/05/12

2weekのコンタクトレンズの特徴と仕組み
コンタクトレンズは、素材の違いによりハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類に分けられます1)。

2weekタイプは、ソフトコンタクトレンズの中でも「頻回交換」に分類されるコンタクトレンズです。開封日から最長14日間使用でき、使用期間が過ぎたら新しいレンズに交換します2)。
また、コンタクトレンズの装用方法には大きく分けて2つあります1)。
- 終日装用:起きている間にレンズを装用し、就寝前に必ず外す
- 連続装用:眼科医が許可する期間内であれば、就寝中も装用できる
一般的な2weekタイプは「終日装用」のレンズです。そのため、毎日レンズを外して洗浄や消毒を行い、就寝中は装用しません。
1dayタイプと2weekタイプの違い
1dayタイプ(1日使い捨て)と2weekタイプの主な違いは、以下のとおりです。
1dayタイプ | 2weekタイプ | |
|---|---|---|
使用期間 | 1日(目から外したら再使用不可) | 開封から14日間 |
手入れ | 不要 | 必要 |
衛生面 | 毎日新品を使用できる | 正しいケアが必要である |
費用の目安 | 1日あたりのコストが高くなりやすい | ケア用品代を含めてもコストを抑えやすい |
1dayタイプはケアが不要で毎日新しいレンズを使用できますが、コストは高くなりやすい傾向があります。
一方、2weekタイプはコストを抑えやすい反面、毎日の洗浄・消毒を正しく行う必要があります。
1dayタイプと2weekタイプの違いについては、以下の記事も参考にしてください。
関連記事リンク:ソフトコンタクトレンズ/ハードコンタクトレンズの違い・1day/2weekの違いそれぞれのおすすめポイントを紹介
2weekタイプが向いている方の目安
2weekタイプのコンタクトレンズは、以下のような方の生活スタイルに合いやすいでしょう。
- ほぼ毎日コンタクトレンズを装用する方
- 毎日のケアをきちんと継続できる方
- コストを抑えながら使いたい方
2weekタイプは、使用頻度が高いほど1dayタイプと比べて1日あたりのコストを抑えやすい傾向があります。
一方で、2weekタイプは、毎日の洗浄・消毒が欠かせません。ケアの手順を省略したり、使用期間を超えて使い続けたりすると、目のトラブルにつながるおそれがあります。
なお、本人に適したコンタクトレンズは、目の状態やライフスタイルなどによって異なります。眼科で検査を受けたうえで、医師と相談しましょう。
2weekコンタクトレンズのケア用品の種類
2weekタイプのコンタクトレンズを安全に使い続けるためには、洗浄・すすぎ・消毒・保存の4つのケアが必要です3)。ケア用品にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは代表的な2つのタイプを紹介します。
マルチパーパスソリューション(MPS)タイプ
マルチパーパスソリューション(MPS)は、1本で洗浄・すすぎ・消毒・保存を全て行えるコンタクトレンズ用のケア用品です3)。
MPSの主な利点は、過酸化水素製剤やポビドンヨード製剤のように中和工程が不要であり、扱いが簡単で便利な点にあります。
一方で、他の製剤と比べて消毒効果が劣るとされています。そのため、レンズをこすり洗いし、十分なすすぎを行うことで、汚れや微生物をしっかりと除去することが感染予防において重要なのです4)。

過酸化水素系タイプ
過酸化水素製剤は、MPSと比べて高い消毒効果があるコンタクトレンズのケア用品です。
ただし、過酸化水素はそのままでは目に強い刺激を与えるため、消毒後に必ず「中和」という工程が必要です3)。
中和が不完全な状態でレンズを装用すると、強い痛みや眼障害を引き起こすおそれがあります。
中和の方法は製品によって異なり、専用の中和錠を使うタイプや、中和用ディスクが固定されており、中和錠が不要なタイプもあります。
いずれの場合も、製品ごとに定められた使用方法を守りましょう。
ケア用品の選択は眼科医にご相談を
コンタクトレンズを安全に使用するためには、レンズケア用品の選択と正しい使い方が重要です。誤ったレンズケアを行うと、目の健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。
近年、レンズケア用品の種類が増えている一方で、ケア用品の選択や誤った使用方法によるトラブルも報告されています5)。
また、コンタクトレンズの汚れ方には個人差があり、同じケア用品や同じ洗い方でも、十分に汚れが落ちないことがあります。
コンタクトレンズの処方を受ける際は、具体的なケア用品の選び方や、正しい使用方法についても眼科で指導を受けましょう。
また、現在使っているケア用品が合わないと感じた場合や、他のケア方法を試したい場合も、自己判断せず、必ず眼科医にご相談ください。
ケア用品の種類や正しい使い方について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
使用期間・使用期限を正しく理解する
コンタクトレンズには、「使用期間」と「使用期限」があります。言葉は似ていますが、意味が異なるため、正しく区別して理解しておきましょう。
決められた期間を超えてコンタクトレンズを使用すると、指示通りの期間で使用した場合と比べて、眼障害や異物感、視力不良が増えるとの報告もあります6)。
「使用期間」と「使用期限」の違い
使用期間と使用期限の意味は、以下のとおりです。
- 使用期間: 開封後にレンズを使用できる期間
- 使用期限: 未開封の状態でレンズの品質が保証される期間
使用期間は「装用した日数」ではなく「開封してからの日数」で数えます。
2weekタイプの場合、開封後に1度しか装用していなくても、14日が経過したら新しいレンズに交換しなければなりません。
交換時期を忘れないよう、開封した日をレンズケースやスマートフォンのカレンダーに記録しておくとよいでしょう。
一方、使用期限は未開封のレンズに対する期限です。コンタクトレンズの外箱に印字されている日付を過ぎた場合は、未開封であっても使用できないため、ご注意ください。

正しく洗う・すすぐ
2weekタイプのソフトコンタクトレンズは、毎日のお手入れ(洗浄・すすぎ・保存・消毒)が必要です1, 3, 7)。
- 眼科医に指示されたケア用品を使用し、取扱説明書に従って、レンズを洗浄しましょう。
- ソフトコンタクトレンズを外す前に、以下のことに気をつけましょう7)。
・爪を短く切って、やすりなどで爪の先を滑らかに。
・石けんを使って、しっかりと手を洗います。
・洗った後は、毛羽立たないタオルやペーパータオルで拭きます。
- レンズを外したら、手のひらにのせ、指を使って丁寧にこすり洗いします7)。こすり洗いが終わったら、専用の洗浄液でよくすすいでください。
*使用するケア用品によってはケア方法が異なる場合があります。
正しく保存する
2weekタイプのソフトコンタクトレンズは、保存液につけて保存します。レンズ全体が完全につかるよう、レンズケースに保存液を満たすことが大切です。
使わない日のケアはどうする?
コンタクトレンズを装用しない日は、レンズを保存液に入れて保管します。ただし、保存液の消毒効果はいつまでも持続するわけではありません。
コンタクトレンズを装用しないまま保存液に長期間浸し続けると、細菌が繁殖し、目の病気を発症するリスクが高くなります。
ケア用品の種類によっては、一定期間を過ぎると、保存液の入れ替えや再消毒が必要です。
コンタクトレンズを装用しない日がある場合は、使用しているケア用品の添付文書を確認し、記載された手順に従ってください。不明点がある場合は、眼科で相談しましょう。
レンズケースを洗浄する
レンズケースを清潔にしていないと、雑菌が繁殖する可能性があります。
レンズを装用したら、ケース内の保存液を捨て、ケースも洗浄しましょう。ケースを洗ったあとは、自然乾燥させます。また、定期的にレンズケースを交換するように心がけましょう。
よくある質問(Q&A)
2weekタイプのコンタクトレンズについて、よく寄せられる疑問に回答します。
Q. 1回しか使わなくても2週間で交換が必要ですか?
はい、交換する必要があります。2weekタイプのコンタクトレンズは、使った回数ではなく「開封してからの日数」で使用期間を数えます。
1回しか装用していなくても、開封から14日が経過したレンズは新しい物と交換してください。
Q. 2weekと1dayはどちらが目に優しいですか?
どちらが目に優しいかは一概にはいえません。コンタクトレンズによる目への負担を抑えるには、正しい使用方法を守り、適切にケアしたうえで装用することが大切です。
なお、それぞれの衛生面の特徴は以下のとおりです。
- 2weekタイプ:毎日の洗浄・消毒を正しく行う必要がある
- 1dayタイプ:ケアが不要で、毎日新しいレンズを使用できる
ただし、コンタクトレンズは眼科医が目の状態を診察したうえで処方します。まずは眼科を受診し、適切な検査を受けたうえで相談しましょう。
Q. ケアが難しいと感じた場合はどうすればよいですか?
ケアの手順が負担に感じる場合は、1dayタイプへの変更も選択肢の1つです。1dayタイプはレンズを使用したら捨てるため、レンズケアが不要です。
2weekタイプはレンズケアを怠ると、目のトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、日々の手入れやケアの習慣化が負担になっている方には、1dayタイプが向いている場合があります。
ただし、目とコンタクトレンズの相性なども考慮する必要があるため、コンタクトレンズの種類を変更する前は、必ず眼科医にご相談ください。
Q. 購入前に眼科への受診はしたほうがいいですか?
コンタクトレンズを購入する際は、必ず眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズは医師に処方してもらう必要がある「高度管理医療機器」に指定されています8, 9)。自分の目に合わないレンズを使用すると、目のトラブルにつながるおそれがあります。
初めて購入する方はもちろん、継続して使用している方も、定期的に眼科を受診し、目の状態に合ったレンズを使用しましょう。
まとめ
2weekタイプのコンタクトレンズは、開封から14日間使用できる頻回交換型のソフトコンタクトレンズです。1dayタイプと比べて、毎日装用する方にとってはコストを抑えやすいのがメリットです。
ただし、2weekタイプのコンタクトレンズには適切なケアが必要です。使用期間を過ぎて使い続けたり、こすり洗いや保存液の交換を怠ったりすると、目のトラブルが起きることもあります。
正しいケアの方法や、自分に合ったレンズの選び方については、眼科医に相談しましょう。
<参考資料>
1) 一般社団法人日本コンタクトレンズ協会. コンタクトレンズとは. コンタクトレンズについて
https://www.jcla.gr.jp/contactlens/index.html
2) 厚生労働省. コンタクトを正しく使いましょう!
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/colorcontact/dl/tekiseishiyou.pdf
3) 一般社団法人日本コンタクトレンズ協会. コンタクトレンズとは. ケア用品について
https://www.jcla.gr.jp/contactlens/care.html
4) 公益社団法人日本眼科学会. コンタクトレンズ診療ガイドライン(第2版). 第 3 章 コンタクトレンズケア
https://www.nichigan.or.jp/member/journal/guideline/detail.html?itemid=298&dispmid=909
5) 日本コンタクトレンズ学会. 正しいコンタクトレンズのケア. 2. ケアの基礎知識(4)多様化するケア用品
http://www.clgakkai.jp/general/study02-4.html
6) 一般社団法人日本コンタクトレンズ協会. 安全に使用するために. こんな使い方をしたらダメ
https://www.jcla.gr.jp/safely/
7) 針谷明美. コンタクトレンズ眼障害 ひと目でわかるトラブルシューティング(糸井素純, 稲葉昌丸編). 中山書店, 2006, p. 188-189.
8) 日本医師会. 健康ぷらざ No.227 コンタクトレンズって高度管理医療機器なんです。
https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/227.pdf
9) 公益社団法人日本眼科医会. コンタクトレンズ関連情報. コンタクトレンズとのお付き合い
https://www.gankaikai.or.jp/contact-lens/







