
乱視は屈折異常の一つです。屈折異常(近視・遠視・乱視)が疑われる場合は、専用の機器などを使って、屈折異常の種類や程度を調べる屈折検査を行います。屈折検査には大きく分けて「他覚的屈折検査」と「自覚的屈折検査」があります。自覚的屈折検査は、患者さんの応答に基づき、乱視を含めた屈折異常の程度を調べる検査です。専用の検査用眼鏡とレンズを介した見え方を患者さんに答えてもらいながら、良い見え方が得られる度数を調べます。
他覚的屈折検査で用いる機器(オートレフケラトメータ)

他覚的屈折検査とは、専用の検査機器を使って、乱視を含む目の屈折状態を客観的に調べる検査です。
オートレフケラトメータでは屈折異常(近視・遠視・乱視)の程度と角膜の形状(目のカーブ)などを客観的に調べます。
目に弱い赤外線を当てて、目の中で光がどのように屈折しているかを調べます。画面を数十秒のぞくだけで屈折異常(近視・遠視・乱視)の程度と角膜の形状(目のカーブ)などを測定できます。
機器をのぞいた先にある絵は、はっきり見えたり、ぼやけたりします。これは、目の調節をできるだけ緩めた状態に近い値を調べるための工夫です。
ほかにも、レチノスコープと板付きレンズと呼ばれる機器を用いる検影法という測定方法もあります。レチノスコープから発せられる検査用の光を、板付きレンズを通して網膜に当て、その反射光と影の動きから屈折値を測定する方法です。
自覚的屈折検査で用いる放射線乱視表

患者さんの応答に基づき、乱視を検出する検査の1つです。この検査では、放射線乱視表といわれる線が放射状に描かれたものを用いて検査を行います。
乱視表を片目ずつ見たときに、乱視がなければ、どの線も同じような太さではっきりと見えますが、乱視がある場合には、一方向の線の太さや濃さが違って見えます。
時計の文字盤のように数字が書かれているので、12時6時方向が濃く見える、などと答えるとよいでしょう。
