コンタクトレンズのサイズとは?
「DIA」などの用語や確認方法について解説
コンタクトレンズの外箱やパッケージに「DIA」と書かれているのを見て、何を意味しているのか疑問に思ったことはないでしょうか。DIAはレンズデータの1つです。ここでは、コンタクトレンズのDIAの意味や確認方法について解説します。
作成日: 2025/08/26 更新日: 2025/08/26

コンタクトレンズのサイズは?「DIA」とは?
DIA(ダイアメーター)
コンタクトレンズの外箱やブリスターパッケージ(コンタクトレンズが入った容器)に書かれている「DIA」は、英単語「Diameter」の頭文字をとった言葉で、コンタクトレンズの直径を意味しています。直径が大きくなるほど、瞳を覆う範囲が広くなり、安定感が高まります。
日本人の黒目の大きさは、平均して11〜12mmといわれています。ソフトコンタクトレンズのDIAは13〜14.5mm程度と、黒目よりも少し大きいのが特徴です。一方、ハードコンタクトレンズの場合、黒目よりも小さい9mm程度です。
BC(ベースカーブ)
「DIA」と並んで記載されることが多い「BC」は、英単語「Base Curve(ベースカーブ)」の頭文字をとった言葉で、コンタクトレンズの曲率半径(曲線の曲がり具合)を表しています。その値から、カーブの程度が分かります。一般的にミリメートル(mm)表記で、数値が大きいほどカーブは緩やかに、小さいほどきつくなります。BCは、レンズデータの中でもフィッティングに影響する指標の1つです。
ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズではBCの種類(数値の刻み)が異なります。また、目のカーブは人によって異なるため、自分の目に合うコンタクトレンズを眼科医に処方してもらいましょう。
DIAと着色部外径の違い
黒目の輪郭部分を強調して通常と見た目を変えるサークルレンズやカラーコンタクトレンズの場合、DIAとは別に「着色部外径」があります。着色部外径は、サークルレンズ・カラーコンタクトレンズの着色された部分の大きさを表します。コンタクトレンズ自体の直径であるDIAよりも小さいサイズになります。
同じDIAであっても、着色部外径やデザインの違いにより黒目の見た目は変化します。例えば、同じDIAのコンタクトレンズでも、着色部外径が13.6mmと13.8mmでは後者のほうが黒目が大きく見えます。ただし、コンタクトレンズはあくまでも高度管理医療機器です。デザインだけでなく、目の健康にも配慮する必要があります。必ず眼科医と相談してください。
DIAの単位
DIAの単位はミリメートルです。たとえば「DIA14.0」と書かれている場合、直径14.0mmのコンタクトレンズということになります。

DIAを確認する方法
DIAは商品の外箱やパッケージまたは処方指示書(処方せん)に明記されているので、そこから数値を確認することができます。
商品の外箱やパッケージで確認する方法
商品の外箱やブリスターパッケージには、必ずDIAが記載されています。他にも、度数を示す「D」やベースカーブを示す「BC」など、購入時に確認が必要な項目は明記されていますので、必ずチェックしましょう。
例えば、ワンデー アキュビュー® モイスト® の外箱とブリスターパッケージのフタには、以下のように書かれています。

処方せんで確認する方法
眼科でもらう処方せんにもDIAの数値が記載されています。眼科で自分に合ったサイズを処方してもらいましょう。
まとめ
コンタクトレンズのDIAとは、ミリメートル単位でレンズの直径をあらわすものです。ソフトコンタクトレンズの場合、同一製品であればDIAが1サイズしかない場合がほとんどです。DIAの数値は商品の外箱やパッケージまたは処方指示書(処方せん)に記載されています。